
日本語だと、「2020年4月1日」という順番で表記しますが、海外に提出する文書はどの順番で英語翻訳すればよいのか?という疑問について解説します。
最も一般的な表記の順番は、「日-月-年」の順番【年月日・日付の英語翻訳】
イギリス・ヨーロッパ・アジア・国連などで最も一般的(多数派)とされる順番は、「日-月-年」の順番です。
※「2020年4月1日」であれば、「1 April 2020」の順番が世界で最も一般的な表記方法です。
「月-日-年」はアメリカ独自の表記順番【年月日・日付の英語翻訳】
日本の英語教育は、アメリカ英語であるため、イギリス英語とは若干異なる部分があると言われています。
日付の英語表記に関しても、世界でアメリカだけが「月-日-年」の順番の表記です。
※厳密に調べると、この表記順を採用している国がアメリカ以外にもあるかもしれませんが、世界的にはかなり少数派なようです(アメリカ・カナダ・フィリピンなどごく一部の国のみ)
※「2020年4月1日」であれば、「April 1 2020」の順番で表記するのがアメリカ独自ルール。
※Google翻訳は、アメリカ英語が初期設定なので、「2020年4月1日」であれば、「April 1, 2020」になります。
世界の主な日付表記の方式

※「約70%以上の国で使用」とあるが、厳密な根拠となる統計データは無いので、あくまで参考程度に(概算)
実務上は、日と月の違いがはっきりわかれば、問題なく受理されるケースがほとんど
たとえば、「2020年4月1日」を英語翻訳する場合を考えてみます。
「1 / 4 / 2020」とだけ書かれていると、「4月1日」なのか「1月4日」なのか、わかりにくいですよね?
なので、通常「1 April 2020」のように月だけは英語表記にすることによって、日と月の混同を避けるという方法も多く目にします。
これなら「April 1 2020」という順番になっていても、4月であることがハッキリします。
パソコンで入力がラクなのはISO8601規格の「2025-12-01」表記
自分がPCで入力するときは、ISO規格がいちばん楽に入力ができます。
「年 - 月 - 日」の順番に表示するという国際規格です。
ただし、日付表記のルールに詳しくない人がみると混乱する可能性はあります。
たとえば「2026年7月5日」の場合、「2026-07-05」と書きますが、日付表記のルールを詳しく知らず「色々な表記方法がある」ということだけ知っている人がみると、7月5日なのか5月7日なのか混乱する可能性はあります。
※実際に過去の私がそうでした。
なので、このISOルールは、「ISOルールを知っている人同士の、ある意味で上級者向けの表記」と言えるかもしれません。
ベストな英語表記【年月日・日付の英語翻訳】
上記を踏まえて、私は英語表記における日付表記でベストなのは、「1 April 2020」の順番・表記と考えます。
この順番であれば、国連でも一般的と言われる順番になっていますし、そのルールを詳しく知らない一般の人が見ても、日と月を混同する可能性がゼロになるからです。
※ちなみに日本のパスポートの日付表記も確認したところ、この順番になっていたので、「やっぱりこれがベストだよね」と思いました。


