
最近は世界のあちこちで戦争が多いですね。
ウクライナ戦争、イスラエル戦争、そして台湾有事、NATOとロシアの衝突…。
日本では1946年に預金封鎖が行われましたが、最近また預金封鎖がされるのでは?というウワサもありますね。
ご存知の方も多いと思いますが、税務署(国税庁)は、国民の銀行口座の取引を自由に見ることができるとされています。
自分の資産を現金で保有していて、口座に入れている場合、預金封鎖がされてしまうと、国に預金が没収されてしまいますね。
新円切り替えは、現金として自宅に保管されているタンス預金のあぶり出しが目的なのでは?という説もありました。
そこで預金封鎖の対策のために、預金や現金以外でどのように資産を守るのがよいのか考えてみます。
誰のアドバイスを聞くべきか?
本題に入る前にまず前提として、
「資産防衛にあたり誰のアドバイスを参考にすべきか?」
について私の考えを書きます。
それはやはり、
「自分でも多額の資産を持っていて、自分の悩みごととして資産防衛を考え、行動している人」
ではないでしょうか。
私自身は、正直そこまで莫大な資産を持っている訳ではないのですが、知人が20~40億円程度は持っており、頻繫に連絡を取り合っていますので、その資産クラスの人の考え方や悩みなどをリアルに知ることができる立場にあります。
※7年以上前から知り合っており、色々なメディアにも出演されているので、詐欺師だったり怪しい人という確率は一切ないと言い切れます。
そうした背景もあって、私はこのような記事を書いてる訳です。
「自分で多額の資産を持っていない人のアドバイスに説得力がない」というのは当たり前だと思います。
自己体験として知らないので、「自分が売ることで得する商品やサービス」を紹介したり売りつけようとすると思います。
※いわゆるポジショントーク
さて、ここから本題に入っていきますね。
預金封鎖 対策1. 貴金属の現物
金(ゴールド)、銀(シルバー)などの貴金属。
1日200万円以上購入する場合は、犯罪収益移転防止法により本人確認書類などの提出が必要とされます。
ただ、200万円未満であれば、本人確認書類提出は不要で購入可能。
金は史上最高値を最近更新していますが、銀はそれに比べると割安感がある状況です。
1オンスの銀貨であれば、種類にもよりますが、5,500円~6,000円前後から購入ができます。
私自身も合計7kg(当時約130万円)で銀の現物を2024年3月に購入しました。
※あまりたくさん買っても保管場所に困るというのもあります。
2025年3月現在、銀はこれから高い確率で3倍or4倍の価格になる と考えている投資家もいます。

預金封鎖 対策2. 色石【ルビー、スピネルなど】
色石も資産保全の手段として非常に有効と考える投資家がいます。
色石だと金額帯は、数百万から、高いものでは10億円を超えるものも。
ダイヤモンドなどは価値が全然ないそうですが、ルビー、スピネルなど、種類によっては非常に希少価値が高く、3年で1.5倍の金額になるような色石も存在しています。
実際に10億越えの色石を購入予定の人から色々情報を教えてもらうことがあります。
サイズは非常に小さく、手のひらに乗るサイズであるため、持ち運びがしやすいのもメリットです。
※高級腕時計などであれば、高くても1億円くらいだと思うので、腕時計よりもさらに運びやすさに優れています。また貴金属ほど重くもありません。
※色石で資産保全がしたい方は私までご連絡いただければ、具体的なご提案が可能です。
もちろん値上がりを保証はできませんが、日本円で持っているよりも価値保存ができる可能性は高いかもしれません。
どんな色石が価値があるのか? については、以下の記事が非常に参考になると思います。
現代ビジネス:
「価値ある宝石」「価値のない宝石」の見分け方、ご存知ですか?
https://gendai.media/articles/-/59106
預金封鎖 対策3. 高級腕時計
リセールバリューの高い腕時計も、資産保全の手段として役立つ面もありそうです。
腕時計の世界では、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、パテックフィリップが、世界三大時計と呼ばれていますね。
リシャールミルは、数千万から1億円前後するものも。
その他、ロレックスなどもリセールバリューの点では優れています。
高級車などもリセールバリューの高いものはありますが、自動車だと腕時計よりもサイズが大きいので保管に場所が必要です。
自動車は車庫の登録などもあるので、財産税という形で没収されてしまうリスクはありそうです。
ただ、リセールバリューが良い腕時計は、定価で買うのが困難な状況ではあります。
どのモデルが人気なのか、逆に不人気モデルがどれなのか?を考える必要があります。
ロレックスでいうと、金が使われているコンビモデルよりも、ステンレスモデルの方がリセールは高い傾向にあります。
また、”ダイヤモンドを使用したモデルは、価格ほどの本質的価値はないので買わない方がいい” という腕時計愛好家の意見もあります。
アンティークものは、新品よりも詳しい知識が要求されるので、最近の新しいモデルを購入するのが初心者にとっては無難なのではないでしょうか。
※偽物をつかまされるリスクもありますね。
ただ、腕時計ですと、金額が数百万円~1億円程度ですので、大きな金額の資産となってくると保全にはあまり適さないかもしれませんね。
前澤友作さんは、約1億円のリシャールミルを箱に入れてロシアに持ち込もうとした際に、密輸を疑われたとそうです。
前澤友作 1億円のウデ時計 ロシアの関税で没収されるhttps://www.rolesoku.tokyo/archives/12892087.html
預金封鎖 対策4. 仮想通貨(暗号資産)
銀行預金の没収と比較して、仮想通貨(暗号資産)の没収は法律的に後回しにされるかもしれません。
ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)など需要が将来的にも底堅いと思われる仮想通貨にしておくのも一つの方法かもしれません。
リップル(XRP)やステラルーメン(XLM)は、海外送金において今後、非常に役立つ手段として存在感を高めていくものになり得るとして注目を集めてもいます。
ただ、暗号資産は、コールドウォレットに入れていたのに、ハッカーにハッキングされてしまうという事件が起きているので、安全性という面ではやはり現物資産に軍配が上がるかもしれません。

株式・債権・ETF・担保付不動産は政府に没収される可能性も?
預金封鎖とは少し違う話になりますが、最近はグレートリセットと呼ばれる経済システムのリセットのウワサも出ています。
もしこれが本当に行われることとなった場合、個人名義の不動産や、国内法人名義の不動産は政府に没収されてしまうかもしれません。
※グレートテイキングという言い方もあります。
資産をどの国に保有するのか、どのような形に変えて保有するのか、ご自身の価値観や人生設計も踏まえて、見直す時期が来ているかもしれないですね。
そもそも預金封鎖が起きないとしても、日本は税率の高い国です。
税制面のメリットと、財産税・預金封鎖からの資産防衛として海外で資産を運用するのも有効かと思います。
※海外へ生活拠点を移す場合は、非居住者認定・出国税の話なども絡んできます。
その他、資産防衛としての現物資産は何が考えられるか
二度と生産できない という現物資産は価値が高くなりやすいですね。
たとえば、以下のような現物資産を集めている人もいます。
・恐竜の化石
・骨董品
・芸術作品
・絵画
ただ、これらは、やはりある程度広いスペースのある保管場所を確保しておかないといけませんし、高額な資産なので、セキュリティ対策も必要になってきます。
まとめ:預金封鎖の資産保全として優れているものは?
以上、見てきたように、預金封鎖対策の資産保全として優れているのは、ペーパーの資産よりも現物資産になります。
所有し続けるコストの低さ、安全性も考慮した上で、キャッシュを資産に替える必要がありますね。
みなさんはどうお考えになりますか?
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