
今日のテーマは、2024年11月頃からスタートしている、ナウル市民権についてです。
以下のCNNの記事にて、ナウル市民権のことが話題となりました。
南太平洋の島国ナウル、市民権を1500万円で販売 海面上昇から国民守る対策
https://www.cnn.co.jp/world/35230128.html
この記事の中では、
”ナウル市民権が、10万5000ドル(約1560万円)で取得できる”
と書かれています。
しかし、この金額というのはあくまでもナウル政府に支払う法定手数料のみの金額です。
実際には、政府指定エージェントへ市民権申請代行を依頼しないといけませんので、「1500万円で販売」というのは誤解を招く誇大表現だなと思います。
※メディアはPVを多く集めてナンボの世界なので仕方ないかもしれませんが
私の知人のエージェントだとナウル市民権は、1名あたり14万USDで代行が可能です。
ほかのエージェントに問い合わせしてみればわかると思いますが、ナウル市民権は大体1名15万USDと言われることがほとんどです。
なので、ナウル市民権取得は世界最安値という訳ではありません。
ナウル市民権をあまりオススメしない理由
2025年3月現在において、個人的にはナウル市民権取得はあまりオススメできません。
と言うのも、バヌアツ市民権よりも総額が高くなりがちなので、価格面のメリットもなく、市民権としての歴史もほぼないことから、市民権制度の安定性にも疑問があるからです。
ナウルという国自体も水没危機に面しているとのことから、国がなくなってしまうリスクも抱えています。
ナウル市民権取得がオススメな人
上記の理由からナウル市民権取得はオススメしませんが、以下のような人であればナウル市民権取得を考えてもよいかもしれません。
・ナウルに知人や家族が住んでいる人
・ナウルで生活がしたい人
・その他、どうしてもナウルでないといけないこだわりがある人