【2026年最新】ポルトガル・ゴールデンビザのすべて:市民権取得の法改正とおすすめ投資ルート

はじめに:2026年のポルトガル・ゴールデンビザの動向

近年、ヨーロッパへの移住やバックアップとしての居住権取得を目指す日本人投資家の間で、ポルトガルの「ゴールデンビザ(投資家向け居住許可)」が絶大な人気を集めています。

ヨーロッパの居住権を確保しつつ、将来的な市民権(パスポート)取得への道が開かれている点が最大の魅力です。しかし、ポルトガルの法律や制度は頻繁にアップデートされており、インターネット上にはすでに使えなくなった古い情報も散見されます。

本記事では、2026年4月に可決されたばかりの最新の国籍法改正を踏まえ、これからポルトガル・ゴールデンビザを取得したいと考えている方に向けて、正確かつ有益な情報をお届けします。

2026年4月の重要法改正:ポルトガル市民権(国籍)取得はどう変わった?

ポルトガル・ゴールデンビザが世界中で注目されてきた理由の一つは、「現地に住まなくても、市民権を申請できる」という点にありました。しかし、2026年4月1日、ポルトガル議会において国籍法の重要な改正案が3分の2の賛成多数で可決されました。

市民権取得までの期間が「5年」から「10年」へ延長

今回の法改正により、一般の外国人がポルトガル市民権(帰化)を申請するために必要な居住期間が、従来の5年から「10年」へと大幅に延長されました

EU圏内や公用語がポルトガル語の国(CPLP)の出身者の場合は7年となりますが、日本人の場合はこの10年という期間が適用されます。

期間の起算点の変更と新たな審査要件

これまでは「申請日」から期間がカウントされるルールへと変更された時期もありましたが、最新の2026年4月の法案では、「最初の居住許可証(在留カード)が発行された日」から10年間をカウントすることになります。

さらに、A2レベルのポルトガル語能力に加え、ポルトガルの文化や歴史に関する新たな市民知識テストの導入、民主的価値観の遵守に関する正式な誓約、そして3年以上の懲役刑を受けていないことなどが求められるようになります。

現在、この法案は大統領の署名・承認を待っている段階です。

ポルトガルの永住権(PR)取得は引き続き「5年」で可能!

市民権の取得ハードルは上がりましたが、決して悲観する必要はありません。ゴールデンビザの制度そのものに変更はなく、5年経過後の「永住権(PR)」の申請は引き続き可能です。

永住権を取得すれば、ポルトガルでの労働や就学、EUでの自由な活動が可能となり、投資を維持する義務もなくなります。市民権にこだわらず「ヨーロッパの永住権」を確保したい方にとっては、依然としてトップクラスに魅力的なプログラムです。

ポルトガル・ゴールデンビザが選ばれ続ける3つのメリット

法改正を経てもなお、ポルトガル・ゴールデンビザが選ばれる理由となる3つの強力なメリットをご紹介します。

わずか年間7日間の滞在要件

他のヨーロッパ諸国の移住プログラムと異なり、ポルトガルへの完全な移住は必須ではありません。初年度は7日間、その後の2年ごとの更新期間で合計14日間滞在するだけで、居住権を維持することができます。

日本での仕事や生活拠点を維持したまま、プランBとしての権利を確保できるのが最大のメリットです。

家族(配偶者・子供・両親)も同時に申請可能

メインの申請者に対する1つの投資で、家族をまとめて申請に含めることができます。

法的な配偶者、18歳未満の子供、未婚でフルタイムの学生である26歳未満の扶養されている子供、そして経済的に依存している両親が対象となります。

シェンゲン協定加盟国での自由な移動

ゴールデンビザの居住カードを取得すると、ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国(29カ国)をビザなしで自由に移動できるようになります。

2026年現在で有効な投資ルート(※不動産投資は終了)

古い情報では「50万ユーロで不動産を買えばビザが取れる」と書かれていることがありますが、不動産投資によるゴールデンビザ取得は2023年10月に完全に終了しています

2026年現在、おすすめできる主なルートは以下の2つです。

投資ファンド(50万ユーロ〜)※現在最も主流

現在、最も多くの投資家に選ばれているのがCMVM(ポルトガル証券市場委員会)の規制を受けた適格な投資ファンドへの50万ユーロ以上の出資です。

ファンドの資金の60%以上がポルトガル国内の企業や資産に投資される必要があります。プロのファンドマネージャーに運用を任せることができ、不動産のような維持管理の手間がかからない点が好まれています。

文化・芸術・歴史遺産への寄付(25万ユーロ〜)

投資金額をなるべく抑えたい方に人気なのが、文化・芸術の生産や歴史的遺産の修復プロジェクトに対する寄付ルートです。

標準で25万ユーロ、人口密度の低い地域でのプロジェクトであれば20万ユーロまで要件が引き下げられます。

これは投資額の中で最も安価なオプションですが、資金は「寄付(返金不可)」となる点には注意が必要です。

申請手続きの流れとAIMA(移民局)の現状

ゴールデンビザの申請には、ポルトガルの納税者番号(NIF)の取得、現地銀行口座の開設、投資の実行、そしてAIMA(統合・移住・亡命局)へのオンライン申請と生体認証手続き(バイオメトリクス)が必要です。

現在、申請から最初の居住カードを受け取るまでに18〜24ヶ月程度かかるのが現実的です。

しかし、ポルトガル政府(アントニオ・レイタオ・アマロ大臣)は2026年の国家予算公聴会において、「2026年中にゴールデンビザの未処理案件を解決する」と明言しており、滞留解消に向けた取り組みが進められています。

税制優遇措置(旧NHRと新IFICI)に関する注意点

税金面での留意点もお伝えします。ポルトガルに移住して税務上の居住者(年間183日以上滞在)となる場合、以前はNHR(非習慣的居住者)制度という強力な免税プログラムがありましたが、これは2023年末で新規受付を終了しました。

2026年現在は、NHR 2.0とも呼ばれる「科学研究およびイノベーションのための税制優遇措置(IFICI)」が導入されていますが、これは高度な専門職や研究者などに限定されており、一般のゴールデンビザ投資家は対象外となるケースが大半です。

ただし、年間滞在日数を7日間程度に抑え、日本の税務居住者であり続ける限りは、ポルトガル国外の所得に対してポルトガルで課税されることはありませんのでご安心ください。

まとめ:今から始めるポルトガル移住・永住権戦略

2026年4月の法改正により、市民権取得までの道のりは10年へと長くなりましたが、ポルトガル・ゴールデンビザが「わずか年7日の滞在で、5年後にヨーロッパの永住権にアクセスできる」という根本的な魅力は一切失われていません。

不動産投資から、より透明性の高いファンド投資等へと移行したことで、プログラムとしての健全性と安定性はむしろ高まっています。

「ヨーロッパの居住権を選択肢に入れたい」「将来のために家族全員の権利を確保したい」とお考えの方は、複雑なUSドル・ユーロ圏の税務要件や現地の法務を正確に把握するためにも、実績のある専門家や移民弁護士へ早めにご相談されることを強くおすすめします。

最新の法律に基づき、あなたに最適な投資戦略とロードマップを描きましょう。

ポルトガルゴールデンビザに興味がある方はお気軽にご連絡ください

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