4か月経営管理ビザCOEを取った後の、国民健康保険・国民年金保険から社会保険・厚生年金保険への手続きについて

4か月の経営管理ビザCOEを取得して日本で住民登録をすれば国民健康保険と国民年金保険には加入することがすぐにでき。※住民登録するタイミングで同じ日に区役所や市役所で加入の手続きができる。

4か月の経営管理ビザを1年間の経営管理ビザに更新するにあたって、社会保険への切り替えは終わっていなくても1年間の経営管理ビザをもらうことはできるが、1年間の経営管理ビザをもらった後には社会保険への変更手続きが必要となる。

この記事ではその社会保険への変更手続きの具体的な内容を解説する。

外国人にとって日本の社会保険の仕組みは複雑なので理解するのはかなり大変である

外国人本人は国民健康保険と国民年金保険を混同しやすい

これは実際にあった話だが、世界大学ランキングの上位に乗る大学出身の頭のいい申請者でも国民健康保険と国民年金保険を同じものだと思っていたケースがあった。

日本の社会保険は似た名前の制度があったり似た言葉がいろいろあるので複雑だし誤解してしまうのも無理もないと思う。

YouTube動画で見るとわかりやすい【生活オリエンテーション動画・出入国在留管理庁】

以下のページは出入国在留管理庁のホームページ。
この中の八番と九番に日本の社会保険を解説した動画がある。
17か国語で公表されているので本人の母国語もあるはず。
わかりやすいので必ず見てみるのをおすすめする。

https://www.moj.go.jp/isa/support/coexistence/04_00078.html

意外な落とし穴 区役所からの国民健康保険の納付書が自宅に届かなかったケース【経営管理ビザ】

日本の経営管理ビザを取得したあと、日本にずっと滞在するのであればこの問題は発生しにくいがいったん母国に帰国するような人は特に注意が必要である。

区役所から国民健康保険の納付書が郵送されていたにもかかわらず、それが区役所に郵便戻りとなって返送されてしまっており本人がいつまでも納付書が届かないと言っていたケースがあった。

区役所からの郵便物が日本の自宅にきちんと届くのか必ず確認するようにしよう。

社会保険の変更手続き、まずやることは年金事務所での手続き【社会保険と厚生年金保険への加入(変更・切替)・経営管理ビザ】

社会保険の変更の手続きの順番は、大まかにまず最初に年金事務所で社会保険の手続き(社会保険と厚生年金保険の加入)をしてから、区役所の手続き(国民健康保険の廃止の手続き)をする流れとなる。

ちなみに年金事務所において社会保険の加入の手続きと厚生年金保険の加入の手続きは同じ窓口でできるそうだ。

国民健康保険から厚生年金保険への切り替えに必要な書類

  • 新規適用届コード2101 ウェブでダウンロード可能
  • 法人の履歴事項全部証明書の原本三か月以内発行のもの
  • 被保険者資格取得届コード2200 ウェブでダウンロード可能
  • 国民年金の基礎年金番号がわかるものまたはマイナンバーがわかるもの
  • 役員報酬の金額がわかるもの(取締役会議事録または賃金台帳)

区役所・市役所での国民健康保険の廃止(脱退)手続き【経営管理ビザ】

国民健康保険は脱退の手続きが必要だが国民年金保険は廃止の手続きは不要で自動で厚生年金保険切り替えとなる。

国民健康保険の廃止(脱退)の手続きに必要な持ち物

  • 本人のパスポート
  • 社会保険の被保険者証
  • 社会保険の決定通知書

※なので国民健康保険の廃止の手続きは社会保険への変更手続きを年金事務所でした後になる。

※国民健康保険は脱退の手続きが必要だが国民年金保険は廃止の手続きは不要で自動で厚生年金保険切り替えとなる。

区役所や市役所は、英語・中国語など外国語対応してもらえることがあるが、年金事務所は日本語だけだと思った方がいい【経営管理ビザ】

※大都市の区役所や市役所は英語や中国語が話せるスタッフがいることがあるが年金事務所は外国語を話せるスタッフがいることは少ない。

これらの手続きは郵送やオンラインでできる場合もある

ちなみに区役所や市役所、年金事務所への訪問は事前予約は不要

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