
日本で会社設立をして経営管理ビザを取るにあたって、スムーズに手続きを進めるためには、法人印を早めに作成しておくことがとても重要です。
このページでは、法人印をなるべく安く、楽に作成する方法を解説します。
ドン・キホーテのスピード印鑑作成サービスで法人印は作成しない方がいい(会社設立・経営管理ビザ)
私が経営管理ビザ申請をサポートした香港在住のお客様がいたのですが、「東京に出張で来たときにドン・キホーテの自動印鑑作成サービスで今すぐに法人印を作りたい」と言ったので、「大丈夫かな?」と思いつつ、ドン・キホーテで作成をしてみることにしました。
しかし、ドン・キホーテの印鑑作成サービスは、そもそも個人が印鑑を作るためのサービスであり、法人印を作成するためのサービスではありませんでした。
ドン・キホーテの印鑑作成サービスが、法人印作成に向いていない理由は以下のとおりです。
・作成できる印鑑サイズが小さい
最大でも15mmのものしか作れない。法人印は18mm~21mmくらいのサイズで作成するのが一般的。
・印鑑に入れられる文字数がとても少ない※8文字くらい
作成してみたところ、たしかに光速で、10分くらいで印鑑が自動作成されましたが、印鑑の文字が少し潰れてしまっており、あまりきれいな印影のものにはなりませんでした。
ただ、法人印はサイズのルールや、文字のルールも特にあるわけではないため、このまま手続きを進めて、後から必要があれば、印鑑を変更する届出をする ということで会社設立の定款認証を進めることになりました。
法人印の作成、おすすめはアマゾンでの注文!(会社設立・経営管理ビザ)
Amazonで、「印鑑 3点セット」と検索すると、「実印・銀行印・会社印」の3本をまとめて作成できるサービスがたくさん見つかります。
以前はかなり安く、3,000円以下でもけっこう選ぶことができましたが、最近は物価上昇もあってか、大体4,000円くらいは最低でもかかると考えたほうがよいです。
納期は注文してからおよそ10日前後。
なので、会社名が決まったら、法人印はすぐにAmazonで注文してしまいましょう。
印鑑の材質でオススメなものと、避けた方がいい材質(会社設立・経営管理ビザ)
オススメの材質は、「柘植(つげ)」か、「水牛」です。
柘植だと安っぽくないか?と思うかもしれませんが、純資産が10億円以上ある会社の、新規会社設立でも柘植を選んだことが実際にありました。
(私が昔、総務として勤務していた会社でした)
柘植は、重さが軽いのもメリットです。
黒水牛やオランダ水牛は、柘植よりも値段は多少上がりますが、軽さ・丈夫さを兼ね備えている材質なのでオススメできます。
一方で、印鑑の材質でオススメしないものもあります。
それは、「チタン」です。
メタリックな見た目でかっこいいので、自分も実際に作ってみたことがありますが、重さがめちゃくちゃ重いので後悔したことがあります。
筋トレしたい人はチタンでもいいかもしれませんが、柘植か水牛で作っておくのが無難です。
法人印を早めに作成しないといけない理由(会社設立・経営管理ビザ)
会社設立にあたっては、法務局に登記申請書類などを提出することになりますが、必要書類に法人の実印を押さなくてはなりません。
そのため、法人の印鑑が完成していないと、会社設立の申請の準備が進められなくなってしまいます。
Amazonで注文してから、配達されるまでにおよそ10日くらいは最低でもかかるため、早めに注文するのが大事なのです。